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開催報告

佐藤学×鈴木大裕対談 
教育から「公-public-」「共-community -」 の未来を展望する

 -日本・アメリカの公教育と我々の未来は何処に向かうのか?-

2018年4月15日(日) 13:40-16:40 

場所 国立新美術館講堂


内容
アメリカでは新自由主義政策下の1990年代から、 保護者、教師、地域団体などが公費で自主運営する公立学校チャータースクールなど、公教育の新しいあり方が模索・実践されてきた。
チャータースクールは、 公立学校に競争原理を導入することで活性化を図ろうとする試みでもあり、公教育に風穴をあける「新しい公立学校の登場」は、公教育のあり方、意義そのものを変容させ、アメリカの「公」は大きな揺らぎの中にある。

そして日本でも、アメリカが辿った同じ道に歩みを進めているかのようにも見える。分岐点にある現在、日本とアメリカの公教育を通して「公」と「共」についての展望を考える。

 

◆プログラム

鈴木大裕レクチャー

佐藤学レクチャー

佐藤学×鈴木大裕 対談

-休憩-

会場にいる参加者の方との対話

​◇登壇者プロフィール

佐藤学(Manabu Sato)

1951年広島生まれ。学習院大学文学部教授、東京大学名誉教授。教育学博士(東京大学)。日本教育学会前会長。主な著書に『カリキュラムの批評―公共性の再構築へ』(世織書房 1996年)、『教育改革をデザインする』(岩波書店 1999年)、『学びから逃走する子どもたち』(岩波書店 1999年)『学校改革の哲学』(東京大学出版会 2012年)など多数。共著、編集に『子どもたちの想像力を育む―アート教育の思想と実践』(東京大学出版会 2003年)、監修に『驚くべき学びの世界 レッジョ・エミリアの幼児教育』(ワタリウム美術館編 東京カレンダー 2011年)など多数。

​鈴木大裕(Daiyu Suzuki)
米国コールゲート大学教育学部卒、スタンフォード大学教育大学院教育哲学科修士課程修了。16歳で単身アメリカのニューハンプシャー州の高校に留学。修士号取得後、帰国して教員免許を取得。2002年から2008年まで千葉市の公立中学校にて教員を務める。2008年秋からフルブライト奨学生としてコロンビア大学教育大学院博士課程へ。現在は高知県の土佐町でNPO法人SOMAの副代表理事として、教育を通した町おこしに取り組みつつ、執筆や講演活動をしている。

​鈴木大裕氏の著書「崩壊するアメリカの公教育――日本への警告」へのリンクは書名をクリック

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